トップページ  毎月のおたより'08.06

GWも終わり、そろそろ、新しい学年、クラスにも少しづつ慣れ始めた頃でしょうか。 幼稚園クラスでは、土粘土遊びを3クラス行いました。初めて触る土粘土に歓喜の声をあげ、 泥パックさながら、顔や頭や足にただただ、塗りたくるお友達や、たくさんの粘土で、 もくもくと自分の世界を創るお友達がいました。アートラボでは、粘土での作業をとても大切に思っています。 それは、粘土には、セラピー的要素が高くあること。そして、大人と子供が創るものに、実は、あまり大差がないこと。 最後に、有意義な失敗と成功を繰り返すことが出来ること。(何度でもやり直すことができる。) 粘土遊びは、造形素材の中で最も触覚的です。自分自身の手で指にしっかり力を入れなければ、ちぎることも、 穴を開けることも出来ません。粘土のかたまりを前にすると、どの学年の子供も、まず、指でちょん。と押してみます。 柔らか~い。や、冷たい!など、指から感じたままの声が上がる一瞬です。声にならなくてもにや~っと笑顔になるのは、 気持いいからでしょう。そして、作業の中でトロリとした感触の中にも土特有のざらざらした感覚を彼らは感じます。 水でぬらしてツルツルにもしてみます。そして、重み。踏みつけたり、持ち上げたり、投げつけたり、頭にのせてみたりと、 どっしりとした土の粘土に子供たちは安心感を持つようです。たっぷりと体で粘土を堪能すれば、 次はおのずと何かを作りたくなるものです。お母さん方は、一番最近粘土で何かを作った記憶はいつでしょう? 小学校?中学校?どちらにしてもウン十年前?そして、その子供時代に粘土に触れたのは、実は数えるほどではないですか? 一般的な各年齢の大人から子供に、粘土で作品を作ってもらうという実験をしたところ、何歳の人の作品か、区別がつかないものが多くあったそうです。 このことから言えるのは、ある一定の年齢からは、造形力とはあまり発達しないものだ。ということでした。 粘土からは、触覚と視覚による脳への刺激があふれています。だからこそ、子供時代に、触ったことがある。 知っている。というレベルではなく、何度も何度も実体験として、子供たちの体を使って指をしっかり使って五感に働きかけたい。 たくさんの作品を創ってもらいたい。と思っています。